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2013年01月24日

『 蝋梅の香り知足の母たりき 』



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 言葉あそび575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★







★ 言葉あそび575交心v13z012302

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蝋梅の香り知足の母たりき

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 もう蝋梅が咲きはじめました。
 以前は友人が正月の飾りに大きな枝を持ってきてくれていたのですけれど、家を新築した時に伐採したそうです。春の魁を呼ぶ楽しみの花だったのですけれどね・・・
 蝋梅は梅の種ではないそうですね。知らないことばっかり・・・

 甲骨文字にも「梅」はあるのだろうか・・・そんなことが今興味を引き回しています。言葉あそびのネタなのでしょうけれど・・・

 白川静さんの『字解』に甲骨文字では載っていませんけれど、篆文で紹介されています。


 「梅」は形声文字で、音符は「每まい」。字はまた「楳ばい」に作り、音符は「某ぼう」で「うめ」のことと説明してあります。
 「某」は篆文2で、「曰えつ」と「木」とを組み合わせた形に作られていて、これは木の枝に「曰えつ(祝詞の入った口サイ)」を着けて神に捧げる象形です。神意を問い謀ハカることを意味しています。
 『説文六上』に<「某」は酸果なり>とありますので、「某」は「謀」の元字ですから、「うめ」を意味しているのですね。
 篆文1では、口サイを持った人が木の傍に立っている憧憬が描かれています。人々が愛でる梅の木を神も愛でているのでしょうね・・・
 道真さんの太宰府天満宮の梅の木にもおみくじがいっぱい結びつけられています。
 人の心は古代も今もちっとも変わっていないのでしょうね・・・
 シラケ世代や「わらっちゃう~」系の若い人たちが本気で神頼みをしているのも微笑ましい光景ですませればいいのですけれど・・・


 梅の花己を恃む心念ず   仁


 憂き世ながらも花は変わらず


 <梅の木は中国原産で、わが国には、奈良時代以前に渡来したといわれ、梅は当時の中国語のままよまれていたのであろう。上に母音をつけて「うめ」という国語にしたのである。平安時代には「むめ」ともよまれていた。中国では梅を観賞する風があり、万葉集には梅の花の美しさをたたえる歌が多い。当時は桜の花よりも梅の花の香りが好まれたのである>   。。。『字解』p554


 「わぁ、きれい。これ、何」と娘さんが聞いたのでしょうか。
 夢呼さんはここぞとばかり、娘さんに蝋梅のお話しを語り聞かせました。子どもに伝えて、知る楽しみと自然の感動を共有したくなる親心が満たされるひとときですね。


 「何?」が知る楽しみのはじまりです。
 そして、「なしかね?」(なぜ?)につづけば、学ぶ喜びのはじまりになります。

 「何」の字にも「人」と「口サイ」が入っています。知ることが祈りのはじまりなのでしょうね。
 そして、知ることが幸せに生きる道筋を開いてくれます。


 蝋梅の香り知足の母たりき   仁


 相見て笑みのほころびにけり





☆☆☆ 夢呼さんの『 ◆コメダ珈琲は居心地がいい!!◆俳句練習帳プラス 』 への交心です。 ☆☆☆
 







★ つけ句あそび575交心v13z012204

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ふたりゐてうらら蝋梅すむこころ

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 > よく喋る娘と歩く春うらら   夢呼


 むすめ泣くときははも泣くなり   仁



 ふたりゐてうらら蝋梅すむこころ   仁


 何はなくとも好日たりし





★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 青柳仁リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 言葉あそび575交心v13z010201『 踊る手にモロカミ降りよ松飾り 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 徒然575交心v13z011402『 花もまた苦もまた生と受用せん 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



  


Posted by 青柳仁 at 14:07Comments(0)言葉あそび575交心

2013年01月22日

『 鈴の音の歌謡に躍る草木の芽 』



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★ 言葉あそび575交心v13z012105

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鈴の音の歌謡に躍る草木の芽

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 吉野ヶ里は背振山の南にありますが、その麓の金竜山には徐福さんの長寿記念館があるんですよ。金竜の村人の協力で不老不死の薬草フロフキ(寒葵)を探し出すことができたという伝説の里です。


 <徐福をして、海に入り、不老長寿の薬を求めさせたが、彼は帰ってきて嘘を言った。「私は海の大神に会いましたが、大神は不老不死の薬は秦王の贈り物が少ないので、見せてはやるが取らせないと言って、東南の蓬莱山に連れて行った。見ると霊芝で宮殿を造り、使者は銅色で竜形、後光がさしていた。そして、童男童女と百工を連れて来るよういわれました。
 秦始皇は喜んで童男童女3000人を遣り、百工を携えていかせたが、徐福は平原広沢を得て、王となって、帰らなかった。>   。。。『史記 淮南衡山列伝』


 徐福さんは日本を蓬莱山として理想の桃源郷を夢観たのでした。
 飛鳥も渡来人の理想郷ですけれど、金竜山と佐賀平野、筑後平野は大陸の人たちには理想郷に思えていたのでしょうね・・・
 卑弥呼さんはその末裔ともいわれているようです。


 冬麗や不知火ゆらぐ普賢岳   仁


 波は穏やか大地は肥沃


 筑後川を挟んで、その東南の方向に凡愚老仁の古里があります。筑後川沿いの徐福像のある昇開橋から佐賀市内まで徐福サイクルロードが走っています。歩け、歩けと医師にいわれている凡愚老仁はよくこの桜並木を歩きに行いきます。


 その先にある吉野ヶ里の主祭殿に祭祀の模様が再現されています。巫女さんが祭器を持って祖霊のお告げを聞いています。
 祭具に鈴も使われたようですね。


 「鈴」は「金偏」と「令」でできています。
 「令」は祭壇の前で深く帽子を被った人が跪いて神のお告げを聞いている姿に書かれています。「領」は「令」+「頁ケツ」ですが、「頁ケツ」は儀礼に参加している人の厳粛な横顔の形です。神のお告げをうなずきながら聞いているので、「領うなずく」意味にもなります。うなずくことから「首うな」や「袖」の意味にもなりました。
 漢字は面白いですね。
 「要」は女の腰骨を意味します。腰の元字です。人間にとって腰=要と首=領はとても大切な部分ですから、物事の大切なことを「要領」といいます。
 また、衣服で最も大切な所は領=衿と袖なので、人々を統率する頭を「領袖」といいます。
 漢字には祈りや習わしや暮らしの知恵が写し撮られているのですね。


 「鈴」にも「令」が着いています。
 鈴の音色は悪い霊を祓う力があると信じられていました。そういえば熊に襲われないように腰に鈴をつけて山に行けといわれていますね。獣も鈴音を恐れているのでしょうね。
 旗や車や馬にも鈴がつけられていました。

 音楽は人を楽しませてくれますが、神も音楽を楽しみました。岩戸隠れをした天照さんは、歌え踊れの笑いの饗宴に釣られて岩戸から出ることになりました。楽しむことは生きる力なのでしょう。
 この「楽」の旧字は「樂」です。「幺ヨウ(糸の上の部分)」と「白」と「木」でできています。「幺ヨウ(糸の上の部分)」は糸で、「木」は鈴を握る柄の部分でしょうか。「白」が鈴を表しているのだろうといわれています。
 けれど、古代文字には「白」がないそうです。「幺ヨウ(糸の上の部分)」の糸に鈴が結ばれていたのでしょうか。榊のような枝に糸で鈴を結んで振っていたのかもしれませんね・・・


 <古代中国の巫女(みこ)さんはこの柄のある手鈴「楽」を鳴らして、神様を呼び、楽しませたのです。またこの「楽」を鳴らして、病気の人の病魔(びょうま)を祓いました。(共同通信編集委員 小山鉄郎)>


☆☆☆ 漢字物語0086『 「楽」 柄のある手鈴 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
 


 鈴の音の歌謡に躍る草木の芽   仁


 いのちシンクロ心ほぐるる





★★★ フォト575『 冬麗ら魂魄帰る吉野ヶ里 』 へのコメントです。 ★★★
 







★ 言葉あそび575交心v13z012103

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巫女の振る鈴の音背振の嶺の雪

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 雲人さん、富呼さん、交心ありがとうございます。


 吉野ヶ里遺跡は散策にはもってこいのいい所です。
 ベンチに腰掛けて日なたぼっこを楽しむのもいいですし、歩いて現代を忘れるのも寛げます。
 卑弥呼さんのロマン時空を遊泳できたら、言葉あそびのいい舞台になるのですけれど・・・


 今、朝カルの『邪馬台国』講座に参加しています。やっとロマンの入り口に立った所ですけれど、卑弥呼さんに入るよりも、白川漢字学の導入の方に好奇心が全開してしまって、卑弥呼さんロマンにまで行き着かないようです。
 もうすこしすると、この広い大地が弥生の人々の暮らしを映し出してくれて、凡愚老仁をいろいろのドラマに巻き込んでくれるようになるでしょう。
 楽しみです。


 巫女の振る鈴の音背振の嶺の雪   仁


 木魂にカミの渡り来る観ゆ





★。・。・゜♪゜・。・。★ 青柳仁リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 徒然575交心v13z011701『 月下香妖しき品に傾きぬ 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日の出来事、雑談、交流広場 13年01月20日 』   ☆☆☆   昔ながらの正月楽しむ - 大和郡山のふたば保育園 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 言葉あそび575交心v13z011403『 笑うごと花咲くごとく散りたかり 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★




  


Posted by 青柳仁 at 19:36Comments(0)言葉あそび575交心

2013年01月20日

『 冬麗ら魂魄帰る吉野ヶ里 』



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★ 言葉あそび575交心v13z011902

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冬麗ら魂魄帰る吉野ヶ里

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 鄙ごもりの半生も残り少なくなりましたけれど、この余生になって鄙の居心地好さを知るようになってきています。かっては自己破壊志向の中で、都の雅に対峙して鄙の鄙びを凡愚老仁の拠り所にしようと虚構の彷徨を繰り返したものでしたけれど、鄙に何一つ価値も拠り所も見つけ出すことができないまんま、徒労のネアンの旅を彷徨っていました。
 都会が雪で麻痺状態になるにつけ、ちっご路の温暖さと平穏さのありがたさをかみしめています。良寛さんを育んだ過酷な雪の越後に鄙の原郷を学びたくなりましたけれど、もはや棲む試みもできませんので、真似良寛さんも、言葉あそびの遊泳におわります。
 TAOの伊那谷も芭蕉の奥の細道も渡来人の明日香も心の故郷として憧憬の的でしたけれど、ついに縁なき異邦のままに、さよならすることになるのです。


 ついに見ず陸奥の郷雪女郎   仁


 魂は雲になり魄は地になる


 「鄙」の元字は「△ヒ(鄙の左の部)」です。「△ヒ(鄙の左の部)」だけで鄙ヒ(いなか、いやしい)を意味しました。
 どうしてかというと、「△ヒ(鄙の左の部)」は金文の字を見るとわかりやすいのですけれど、穀物倉のの形「◎リン」と「ロ」とを組み合わせて、穀物倉のある地域を示しています。つまり田舎を意味しているわけです。

 鄙に対する「都」は「者」と「阝おおざと」でできています。
 「者」は、「おいがまえ」と「曰エツ」で作られています。「曰エツ」は神への祈りの文である祝詞を「口サイ」の中に入れた形です。「おいがまえ」はここでは、木の枝を重ねた形で、その上に土をかけて土井を作り、外部からの侵入者を禦ぐ城郭としました。
 「阝おおざと」は「邑ユウ、大里」のことですから、城郭に囲まれた大きな集落のことを「都」といい、「みやこ」の意味になりました。
 「都」は人の集まる所ですから、「すべて」のいみになりますし、あか抜けのした優雅な暮らしがありますから「都雅(上品でみやびやかなこと)」のように「みやび雅」の意味にも用います。   。。。『字解』p373


 栄える都、鄙びる田舎、というわけです。
 日本も東京へ、東京へと、人々は流れ込んでいきました。里山は過疎化して、休耕田は荒れ放題です。農業で暮らせない世の中は異常な世の中なのでしょうけれどね・・・


 城郭で外敵を防ぎ、栄え賑わう都も穀物倉庫の群がる豊かな田舎がなければ成り立ちません。昔も今も変わりはないのでしょうけれど・・・
漢字が作りだされる頃の殷の時代には、祭祀も軍事も穀物生産が大本に据わっていました。漢字も穀物生産に関わる言葉が祭祀の象形文字として作りだされていったのでしょうね。


 冬麗ら魂魄帰る吉野ヶ里   仁


 天より地より声降りそそぐ


 「図」の元字は、「囗イ」と「△ヒ(鄙の左の部)」組み合わせた形をしています。「囗イ」は全体の範囲を示し、中に「△ヒ(鄙の左の部)」を書いています。
 「△ヒ(鄙の左の部)」は穀物倉庫のことで、「図」はその穀物倉庫のある地域を意味しています。穀物倉庫がどこにあるかを絵に描いて、その地域を知らせ、みんなで守り、暮らしの中心に据えてきたのでしょうね。
 吉野ヶ里の遺跡にも食物倉庫の群れがあり、その他のいろいろな倉庫も並んでいました。
 「図」は穀物倉庫の位置を書いた絵、地図の象形でした。「ず、ちず」の意味になり、「え、えがく」の意味にもなっていくのです。
 農地が豊かになっていけば倉庫も豊かになっていきます。倉庫も大きくなっていくし、いろいろの倉庫も計画的に作られていくようになっていくのでしょうね。そういう設計をする意味が入ってきて、「図」は「計画する、はかる」の意味にもなっていきます。
 「書物、文書」の意味にも用いられて、図書や企図の言葉を生み出していきます。


☆☆☆ 漢字物語0168『 「図」 穀物倉庫がある農園の地図 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
 


 降雨災害で星野村の棚田の復興ボランティアに佐賀県の高校生が参加した記事が新聞に載っていました。すばらしい企図ですね。
 里山復権のサミットも開かれています。農は国の元です。
 農業立国の雄図をもった政治家が現れてほしいものだと念じています。


 冴え返るはかりがたきも受用せん   仁


 いのちの力信じれば足る




★★★ 言葉あそび575交心v13z010102『 招福の詞念じて結び松  』 への交心です。 ★★★
 





★ 言葉あそび575交心v13z010301

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麦の芽ので初めし畦に夢翔る

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 > 着衣(きそ)始め五つの駅が遠かりぬ   よし


 普段着のまま和む古里   仁


 yoshiyoshiさん、交心ありがとうございます。
 ご無沙汰ご寛容ください。
 壷中天在りの真似をして、鄙籠もり、幼稚に言葉遊びをひとり遊びに耽っています。
 東京も富士山も見ることなく、ネットサーフィンの架空遊泳も狎れるとそれなりにリアリティも感じられて老仁の遊びには最適のようです。
 無邪気に子どもの頃に帰れるのも加齢の豊かさだと堪能しています。


 麦の芽ので初めし畦に夢翔る   仁


 滅びの習いばさらの言葉


 今年もよろしくお願いします。





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 徒然575交心v13z011701『 月下香妖しき品に傾きぬ 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 言葉あそび575交心v13z011705『 雪の道きららとぼとぼとも探し 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★。・。・゜♪゜・。・。★ 青柳仁リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★


  


Posted by 青柳仁 at 00:06Comments(0)言葉あそび575交心

2013年01月18日

『 雪の道きららとぼとぼとも探し 』


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 優游575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





 とうとう古稀を迎えてしまいました。
 昨日は水曜会で、高校の同期会のひとりがスピーカーだったので、筑後川沿い住人で作った「みなわ会」の人たちが参加していました。凡愚老仁も筑後川沿いの住人ですけれど、「皆和会」に参加していません。落ち零れ凡愚老仁でしたので、同窓会にも参加したことなかったのですけれど、ひょんなことで水曜会の主催者の賀人さんの縁ができて、はじめて同窓会に参加したり、同期会にも顔を出したりするようになりました。はじめての大人の人たちとのおつき合いです。
 遂に大人になれないまんまの未成熟老仁、異邦凡愚老仁にとっては、青天の霹靂とでもいえそうな想定外のことが起こったのでした。
 老の成り行きなのかもしれませんけれど・・・

 昨日もその皆和会の懇親会に参加してきました。「みな若い」とネーミングしなければならないくらい老を自覚して、余生を和して寄り集まろうという、遊行期に相応しい集いのようです。筑後川の水のように拘りなくつながっていこうという「水縄会」が表看板だそうです。凡愚老仁は、下戸なのでお酒無しのつきあいですから、みんなに気を遣わせるので、遠慮もあるのですけれど、それなりに楽しんでおつき合いできているような気がしています。隠れ隠遁の術が必要なくなってしまうのかもしれません・・・
 遊行期は空即是色ですから、隠れる必要もないのでしょうね。
 水のように、風のように、己を光として、自遊に、生きましょう。


 心では髯ぼうぼうの枯木たり   仁


 舟遊びせん雲にも乗らん



 「老」は、会意文字で、「△おいがしら(老の匕を取った部分)」と「匕カ」とを組み合わせた形です。「△おいがしら」は長髪の人を横から見た形で、長髪が垂れている形をしているのだそうです。
 「匕カ」は人を逆さまにした形で、横たわっている死者の姿を象ったものだそうです。「老」の場合は、死に近いという意味を持たせて、長髪の年老いた人を「老」といい、「おいる、おいぼれる、としよる」の意味に用いています。

 「△おいがしら」を部首に持つ字に「考」と「孝」があります。
 「孝」は会意文字で、「△おいがしら」と「子」を組み合わせた形です。子どもが老人によく仕えるという意味になり、「親思い、孝行」の意味になりました。
 「考」は形声文字で、元の字は「孝」にとても似ています。「子」が「□コウ(巧の右の部)」になっています。
 <「亡父なきちち」が「考」のもとの意味である。亡母ナキハハは「○女+比(ひ)」といい、非常に落胆することを「考○ヒを喪う如し」という。「かんがえる、くらべる、しらべる」という意味は校と音が同じで、通用の意味である>   。。。『字解』p208
 に白川静さんの解説がありますが、ちょっとわかりにくいですね。


☆☆☆ 漢字物語0132『 「孝」 子どもが老人によく仕える 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
 



 琥珀さんはまだ老ではないのですけれど、若い時からとても老成しているという感じでした。そして少し風狂な所もあって、薔薇の花が好きで、好きだから薔薇さんを食べてしまうほどなんです。
 凡愚老仁に似て、木偶の坊なのかもしれません・・・


 吾に似て雪と遊ばぬ木偶なりや   仁


 若きは雪を飛び跳ね遊ぶ





☆☆☆ 雪呼さんの『 雪が降る~ 』 への交心です。 ☆☆☆
 







★ 優游575交心v13z011705

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雪の道きららとぼとぼとも探し

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 雪の道きららとぼとぼとも探し   仁


 納まる琥珀老に非ずも




 雪中ご自愛。

 ほんとうに凄い雪ですね。
 一休みのカフェも遠くなりますか・・・


 > 今よりはいくつ寝ればか春は来む月日よみつつ待たぬ日はなし   良寛


 かくまでも待てど待てども来ぬ春もやがては心躍らせに来る   仁





※     写真は、 雪呼さんより、  お借りしています。



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 徒然575交心v13z011701『 月下香妖しき品に傾きぬ 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 言葉あそび575交心v13z011403『 笑うごと花咲くごとく散りたかり 』 へどうぞ!!! ★★★
 



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Posted by 青柳仁 at 16:07Comments(0)故郷

2013年01月11日

雪国や住めぬ愚仁に根は見えず


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 言葉あそび575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





style="color:#ff00ff">★ 言葉あそび交心v13z011003

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松になり松葉を落とす心地好し

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 その土地に住まなければその土地の風土も人情も、その根っこは、ついに理解できないのでしょうね。芭蕉さんは<松のことは松に習え>と諭しました。西行さんを理解するためには西行さんの歩いた道を歩け、と教えているのでしょう。
 鄙の筑後路に9割9分棲みついた凡愚老仁は、さて、筑後路の風土や人情についてどれほど理解したのでしょうか・・・
 根っからの筑後土着人間でありながら、筑後路の風土に入り込まず、人情と疎遠であった凡愚老仁の半生というより、もう生涯は、本当に、空虚のまんまの生涯で、筑後路にその足跡も残さないで暮らしたことになるのでしょうね・・・


 「習」は「羽」と「日えつ」でできています。「日えつ」は「口サイ」に神への祈り文である祝詞「一」が入っている形で、その「日えつ」を羽ですることで、その祈りの効果を刺激し高めるんです。その摺り摺りを繰り返すことを「習う」といいます。   。。。『字解』p309

 念を込めて同じ行為を、羽で摺るように摺るように、丁寧に、繰り返すことを「学習」といいます。「学ぶ」は荻生そ來さんによると「真似ぶ」ことからはじまります。
 松に習えは、松に学べですし、松の真似をせよ、ということになりますが、松の真似をするということがどうすればできるかわかるとHappyですね・・・一休さんの真似は、ある程度はできそうですけれどね・・・


 松になり松葉を落とす心地好し   仁


 風通しよし松の笑えり


 19才で人生に脱落して、異邦人を生き、虚構の人生を生きようと自己破壊の小さな体験を遊ぶことにしました。大それた虚構は凡愚老仁にできるはずもありませんし、身に合った自己放棄を遊んだといえばいいのでしょうか。それは習性となって今も19才の青くさい虚構を遊んでいるにすぎません。独り善がりの言葉あそびは、どこかに棲んでいる異星人と巡り遇って、通じ合わないまんま、交心申し込みをしているようなものです。
 色即是空を知って、自己破壊の虚構を必要としなくなりましたけれど、空即是色を知って、凡愚老仁自身が異星人を生きることもできるんだと念うようにもなりました。


 九年まで坐禅するこそ地獄なれ虚空の土となれるこの身を   一休


 隣人を生きることも異星人を生きることも凡愚老仁の面目坊なんだと念うようになれてきたんです。


 古稀を過ぎてからの隣人回帰、故郷回帰では、隣人にも習えないし、故郷にも習えないでしょうけれど、真面目に、素直に、隣人を感じ、故郷の風土に根を下ろしてみたくもなっています。
 枯れ田に藁と竹で組んだ大きな櫓が飾ってあります。5000歩歩き道にも三カ所あるんです。子ども会の行事でしょうね。筑後ではほんげんぎょうといっていますが、子どもが小さい時は作りに行ったものでしたけれど、そのいわれも習いも知らないまんまでした。
 和歌山の那智の火祭り、大善寺の玉垂宮の鬼夜、長野の野沢の火祭りは日本三大火祭りに数えられていますが、近くの大善寺の鬼夜とも無縁に過ごしてきました。
 故郷を出ずに暮らしてきて、故郷知らずの異邦人です。
 言葉あそび的には祭りが好きなのですけれど、現実の祭りは世間虚仮の類で、神社仏閣や城郭に関心を持てなかったのと同じでした。三粗人間を生きてきましたので、メジャーな場所も物もいかがわしい物に感じていたのです。


 古郷や佛の顔のかたつぶり   一茶


 今、一茶さんの古郷に巡り遇いそうです。
 そして、凡愚老仁の故郷を見直しはじめたいと思いつつあるんです。もうすぐ虚空の土になるこの身ですけれど、凡愚老仁の古郷をひとつでも見つけ出すことができたら、安堵して、行くことができそうな気がしています。
 凡愚老仁が、目立たなくても、かたつむりのように、命の光りを生きていると実感できるかもしれません。


 かたつむり古郷のものみなやさし   仁


 夢呼さんに倣って、ちっご路に、かたつむりのように、いろいろのものにカミを見つけだせるように念じはじめます。
 隣人と交わって風土と人情の根っこまで降りていけるなら、かたつむりさんともどじょうさんともお友だちになれて、命の共振、共鳴を交感できるようになれるのではないでしょうか・・・


 畑せせれば鳥の寄り来る


 朝はごて作りに狭庭の畑を耕すのが日課ですけれど、虫が出てくるのでしょうね、ジョウビタキさんが傍まで寄ってきて、ジョビ、ジョビ、と呼ぶと尻尾を振るんですよ。何にも餌がないと気の毒になるので蜜柑や米粒を更に入れて近くに置いておくんです。狎れてくるのでしょうね、傍でも、米粒を食べるようになりました。
 ジョビ、ジョビと呼ぶ時の凡愚老仁の心は、もう、ジョビになりきっているのでしょうね。

 羽で摺り摺り行為を繰り返すこと、習カサねることは、慣れ翫ぶことになるんですね。
 翫ぶは「いじり回す」とか「慰みものにする」とかのマイナスイメージが強いですけれど、いじり回さなければよく習えないし、賞翫することもできませんね。しみじみ味わえるほどに習えるとHappyでしょうけれど・・・


 触れもせで言葉遊ぶか冬の蝿   仁


 触れれば拈華微笑ならんか







★ つけ句あそび575交心v13z0101027

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雪国や住めぬ愚仁に根は見えず

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 > 山眠る古里の人みな優し   夢呼


 眠りの深さ絆の深さ   仁



 雪国や住めぬ愚仁に根は見えず   仁


 見えぬながらに根をひしひしと



 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。





★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 言葉あそび575交心v13z010802『 甦る時を遊ばん初景色 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 『 今日の出来事、雑談、交流広場 13年01月09日 』   ☆☆☆   パンフレットが完成 - 吉野山~高野山の見どころ紹介 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 徒然575交心v13z010501『 丹頂の初日あつめて独り舞 』 へどうぞ!!! ★★★
 



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



  


Posted by 青柳仁 at 07:34Comments(0)故郷

2013年01月02日

踊る手にモロカミ降りよ松飾り

★。・。・゜♪゜・。・。★ 言葉あそび575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★







★ 言葉あそび575交心v13z010201

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踊る手にモロカミ降りよ松飾り

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 結び松は、有馬皇子の悲劇の歌枕ですけれど、門松のめでたさと結ぶの漢字の組み合わせを遊んでみました。
 正月松の内は人の寄る所はどこでも門松が飾られています。今年も三社参りは隣の街の風浪神社に行きましたけれど、大きな門松に迎えられます。
 カミさんは門松に降りてくるのですね・・・
門松はカミさんが降りてくる目標だったり、降りてきたカミさんが一休みする依代であったり、安息する所でした。カミさんにゆっくり寛いで楽しんでもらうようにお酒や果物、土地の産物で歓待したのでしょう。カミさんと親しくなって、喜ばせて、また来てくれるよう約束もしたのでしょうね。

 有馬皇子の頃もそう事情は変わらないでしょう。カミさんが降りてくる松に願をかけて、その願が守られるように松の枝に確りと結んだのでしょうね。
 「吉」は「士」と「口サイ」でできています。「士」は戦士が身分の象徴として持つ小さな鉞の刃を象形する字です。願をかける祝詞を入れる口サイの上に鉞を置いて祝詞をしっかり守るんです。願が守られると幸せになりますから「吉」は「よい、いいことがある」ことを意味するんです。
 「結」はそのいいことをもたらしてくれる「吉」をさらに「糸」で結んで、より確かなものにすることです。結ぶことに大きな念が込められているんですね。
 万葉の人たちは離れて暮らす時、相手が浮気をしないように下紐を結んで念をかけ、貞操を守ることを誓い合いました。


 踊る手にモロカミ降りよ松飾り   仁


 竹のごとくに吾も笑わん





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★ 言葉あそび575交心v13z010102

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招福の詞念じて結び松

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 > 有りがたし福まつ門の初みかげ   松束


 神なる巳の女に憑きし   仁


 松束さん、ご丁寧な賀詞をありがとうございます。
 寿ぎ語満載の宝船をもらって今年もHappyに暮らしていけるようです。
 蛇は弁財天さんのお使いなんですね。子どもの頃抜け殻の頭を拾ってきて財布に入れていたことを想い出します。高校の時二日市駅の裏手の方面に住んでいた姉の家を夕方訪ねての帰りに、たんぼ道の草むらから招きの声が聞こえました。夕暮れでしたけれど、草むらに小さな折り紙上のものがありました。何気に拾って開いたのですけれど、なんと、小さく折りたたんだ一万円札だったんです。お金がなくなると姉に無心に行っていたのですけれど、無心したお金よりも大金です。ちょっと怖くなりましたけれど蛇の神さんの恵みだとネコババして、恵みに感謝し、その記念に『広辞林』を買いました。今でも机にあって愛用しています。凡愚老仁の言葉遊びの始まりでもあったのです。
 財布の中の蛇の頭の抜け殻神は凡愚老仁の弁天さんだったのでしょうね・・・


 招福の詞念じて結び松   仁


 束に重ねて永久に降らせん


 つい最近白川静さんの『常用字解』に巡り遇いました。
 漢字のはじまりの面白さにはまっています。人生のゴール間際になって漢字のはじまりに巡り遇い、好奇心全開して、言葉あそびも振り出しに戻ってしまいました。
 死にとうない。
 せめてあと十年は生き存えて、たっぷり、言葉あそびを堪能したいと欲が出てきています。欲が出ると逆目が出てしまうものなんですけれどね・・・
 何度も何度も脱皮して命を更新し、長寿を全うする巳の神さんに帰依させてもらおうかと念ってもいます。『字解』はアニミズムの復権の門松でもあるんだと思っています。


 白川静さんは甲骨文字を通して、祖霊神の占有する漢字の発明を解明してくれましたけれど、その祖霊神の依拠する神さんは、やはり、自然神なんですね。
 蛇もその自然神の一つですから、祖霊神の祭祀の、「祀」には、ちゃんと「巳」が居るんです。「巳」の甲骨文字は、大きな頭をもたげた蛇の象形なんです。「示偏」は祭祀の祭詞を入れる「口サイ祭器」を置く祭壇なんです。その祭壇の前に巳へびがいるんです。
 ですから古代人の祭詞の大本は雨風や雷など自然現象や生き物や事物をみんな神として畏敬していたのでしょうね。アニミズムは古代人の知恵であり、科学であったろうと想像します。命の大本の天地の不思議な力、そして偉大なエネルギーを人々は神として畏敬したのでしょう。その心は現代人もまた同じだと思うのですけれど、現実にはその心を忘れて自然の流れに逆行するような生き方をはじめているし、自然の体系を破壊さえし始めているのでしょう。現代の戦争はその最悪のものでしょうし、原爆、原発は半永久的な自然破壊装置でしょう。
 この自然破壊装置の価値軸をチェンジして、蛇のように新しい命として再生する知恵に、人類は回帰する世紀に入っていると思うことしきりです。


 言霊の詞宿せる冬すみれ   仁


 紫の野にカミ甦れ


 元旦早々幼稚な言葉遊びに耽らせてもらいました。
 松束さん、めでたさに免じて、ご寛容ください。


 今年もいいことにたくさん恵まれて、クラス会で、いっぱい交感できることを楽しみにしています。
 またいろいろ教えてくださいね。
 よろしくお願いします。





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



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Posted by 青柳仁 at 21:31Comments(0)言葉あそび575交心