2013年01月24日

『 蝋梅の香り知足の母たりき 』



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 言葉あそび575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


『 蝋梅の香り知足の母たりき 』




★ 言葉あそび575交心v13z012302

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蝋梅の香り知足の母たりき

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 もう蝋梅が咲きはじめました。
 以前は友人が正月の飾りに大きな枝を持ってきてくれていたのですけれど、家を新築した時に伐採したそうです。春の魁を呼ぶ楽しみの花だったのですけれどね・・・
 蝋梅は梅の種ではないそうですね。知らないことばっかり・・・

 甲骨文字にも「梅」はあるのだろうか・・・そんなことが今興味を引き回しています。言葉あそびのネタなのでしょうけれど・・・

 白川静さんの『字解』に甲骨文字では載っていませんけれど、篆文で紹介されています。


 「梅」は形声文字で、音符は「每まい」。字はまた「楳ばい」に作り、音符は「某ぼう」で「うめ」のことと説明してあります。
 「某」は篆文2で、「曰えつ」と「木」とを組み合わせた形に作られていて、これは木の枝に「曰えつ(祝詞の入った口サイ)」を着けて神に捧げる象形です。神意を問い謀ハカることを意味しています。
 『説文六上』に<「某」は酸果なり>とありますので、「某」は「謀」の元字ですから、「うめ」を意味しているのですね。
 篆文1では、口サイを持った人が木の傍に立っている憧憬が描かれています。人々が愛でる梅の木を神も愛でているのでしょうね・・・
 道真さんの太宰府天満宮の梅の木にもおみくじがいっぱい結びつけられています。
 人の心は古代も今もちっとも変わっていないのでしょうね・・・
 シラケ世代や「わらっちゃう~」系の若い人たちが本気で神頼みをしているのも微笑ましい光景ですませればいいのですけれど・・・


 梅の花己を恃む心念ず   仁


 憂き世ながらも花は変わらず


 <梅の木は中国原産で、わが国には、奈良時代以前に渡来したといわれ、梅は当時の中国語のままよまれていたのであろう。上に母音をつけて「うめ」という国語にしたのである。平安時代には「むめ」ともよまれていた。中国では梅を観賞する風があり、万葉集には梅の花の美しさをたたえる歌が多い。当時は桜の花よりも梅の花の香りが好まれたのである>   。。。『字解』p554


 「わぁ、きれい。これ、何」と娘さんが聞いたのでしょうか。
 夢呼さんはここぞとばかり、娘さんに蝋梅のお話しを語り聞かせました。子どもに伝えて、知る楽しみと自然の感動を共有したくなる親心が満たされるひとときですね。


 「何?」が知る楽しみのはじまりです。
 そして、「なしかね?」(なぜ?)につづけば、学ぶ喜びのはじまりになります。

 「何」の字にも「人」と「口サイ」が入っています。知ることが祈りのはじまりなのでしょうね。
 そして、知ることが幸せに生きる道筋を開いてくれます。


 蝋梅の香り知足の母たりき   仁


 相見て笑みのほころびにけり





☆☆☆ 夢呼さんの『 ◆コメダ珈琲は居心地がいい!!◆俳句練習帳プラス 』 への交心です。 ☆☆☆
 


『 蝋梅の香り知足の母たりき 』




★ つけ句あそび575交心v13z012204

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ふたりゐてうらら蝋梅すむこころ

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 > よく喋る娘と歩く春うらら   夢呼


 むすめ泣くときははも泣くなり   仁



 ふたりゐてうらら蝋梅すむこころ   仁


 何はなくとも好日たりし





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